もうすぐ台風がくるとわかっていても、仕事、買い物、通院など外出が必要な場面がありますよね。どのくらいの風速なら安全なのか、天気予報をチェックしても判断できずに困っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、風速別にどんな強さの風なのか、具体的にイメージできる表を作成しました。外出安全ラインもよかったら参考にしてください。

注意点
天気予報で発表される風速は「平地での平均値」です。同じ風速でも、建物や地形などの影響によって、強まったり弱まったりする場合があります。たとえばビルの間や高台では風が強まり、住宅街や森の中では弱まることがありますので、参考程度にご利用ください。
風の強さの具体的なイメージ


※風速ごとの目安は、気象庁の「風の強さと吹き方」およびビューフォート風力階級をもとにしています。生活の中での影響(傘や自転車など)は一般的な目安です。
風速(m/s) | 生活での目安 | 外出のしやすさ |
---|---|---|
0〜3 | ほとんど風を感じない | 普段通り |
4〜5 | 髪や服が揺れる。傘は使いにくい | 注意すれば大丈夫 |
6〜7 | 木の枝が揺れる。自転車がフラつく。傘は壊れやすい | 高齢者・子どもは控えたいレベル |
8〜9 | 風に押される感覚。帽子・傘は使えない | 徒歩・自転車は危険、車も注意 |
10〜12 | 看板や枝が飛ぶ。歩行困難 | 外出は控える |
13〜15 | 樹木の倒壊や屋根被害の可能性 | 屋外は非常に危険 |
16〜20 | 建物被害が出始める | 外出厳禁 |
21〜25 | 広範囲で倒木・屋根瓦の被害 | 屋外は生命の危険 |
26〜30 | 強風で建物の破損、窓ガラスが割れる可能性 | 完全に屋内退避 |
31〜40 | 樹木の倒壊、建物の大規模被害 | 家の中でも安全確保が必要 |
外出の安全ラインの目安


風速 | 外出可否 | 生活イメージ |
---|---|---|
0〜5m/s | 安全 | 普段通り歩行、自転車もOK。傘も使用可能。 |
6〜10m/s | 注意 | 傘は壊れやすく、自転車は不安定。歩行は可能。買い物・通院も可能だが慎重に。 |
11〜14m/s | 注意度高め | 歩行で体が押される感覚。自転車は危険。帽子や軽い物が飛ぶ。外出は必要最低限に。 |
15m/s以上 | 危険 | 徒歩・自転車はほぼ不可能。飛来物の危険あり。外出は控える。 |
台風前に備えておくと安心なもの一覧表


カテゴリ | 具体的な備え | 高齢者向けのポイント |
---|---|---|
停電対策 | 懐中電灯(手回し・電池式)、LEDランタン、予備電池、モバイルバッテリー | スイッチが簡単・軽量なものを選ぶ。停電時すぐ手に取れる場所に置く。 |
通信・情報 | 携帯ラジオ(手回し充電付き)、スマホ、充電器 | ラジオは周波数を合わせやすいダイヤル式が便利。スマホは事前に満充電。 |
食料・飲料 | 飲料水(1人1日3L目安)、レトルト食品、缶詰、栄養補助ゼリー | 火や調理器具が不要なものを優先。常備薬と一緒に保管。 |
安全・応急処置 | 救急セット(ばんそうこう・消毒液)、常備薬、保険証(マイナンバーカード)のコピー | 薬は1週間分を小分けにして持ち出しやすく。 |
窓・飛散物対策 | 養生テープ、段ボールや厚手の布、軍手、保護メガネ | 窓ガラスが割れたときにすぐ使えるようにセットで準備。 |
衛生用品 | ウェットティッシュ、ゴミ袋、簡易トイレ、紙皿・紙コップ | 水が止まっても最低限の衛生を保つために準備。 |
避難時持ち出し品 | 防災リュック(貴重品・現金少額)、衣類、タオル | 重すぎないリュックにまとめて玄関近くに置く。 |
こうして改めて見ると、停電・食料・安全対策など用意するものが多くて大変です。
手軽に災害グッズを揃えたいときはセット買いがおすすめ


「ひとつひとつ購入するのは手間」「時間がかかる」「何を準備したらいいかわからない」という方には、防災グッズのセットがおすすめです。多くのセット商品は防災士という資格を持つ方が監修していますので、自分の知識だけで準備するより安心です。



防災士を簡単に説明すると、地震や台風などの災害にそなえるために、正しい知識や技術を身につけた「防災の専門家」。
たとえば、
避難のときに気をつけることを教える
災害が起きたときに落ち着いて行動できるよう助ける
普段から「何を用意しておくと安心か」をアドバイス
そんな役割を担うのが防災士です。
・女性にも配慮された軽量仕様(約3.5㎏)
・有名雑誌DIMEにも掲載実績あり
・楽天市場で防災セット1位を獲得している
・購入者の評価が高い
・お値段の割にセット内容が充実しているといった声が多数
・ヘルメットがついている(ついていない商品も多いので必須の方は要チェック)
・リュックの色が8色あって選べる



高齢者でも持てる軽さであること、販売実績があること、購入者の声からも安心できる商品であることから今回はこちらをご紹介しましたが、他にも1人用や2人用、種類、品質、入数など、さまざまです。ぜひご自身に合った商品を選んでください😊
ここで、防災セットの主なデメリットも紹介しておきます。
・不要なものが入っている場合がある
・必要なものがすべてそろっているとは限らない
・保管場所が必要
など。細かく自分の好みにカスタマイズができないといったところでしょうか。
非常食やお水もストックしておきたい方のために、参考に載せておきました。下記の非常食は水かお湯を入れるだけで食べられ、高齢者や子供も食べやすい点で安心な商品です。「まだ何も準備していない」という方は、最低限の食事と水だけでも確保だけでもしておく、きっかけ作りにしていただけたら幸いです。



上記の非常食は楽天市場のレビューだけでも4000件を超えていて評価も高めでした。災害に備えている方が多い印象です。
まとめ
今回は、台風時の風速と外出の目安について解説しましたが、急に天候が変わったり、冒頭でもお伝えした通り、場所によっても変化する場合があります。外出の用事は早めに済ませておき、食料や水を多めに確保して、屋内で安全に過ごしていただけたらと思います。